鍛冶屋日誌 長野の薪ストーブ

八ヶ岳の静かな森の中で聞こえる音は、鍛冶屋小屋からの音だけです。 そこでささやかな道具を使い、ひとつひとつ薪ストーブや鍛鉄で手すりや門扉を製作しています。 私が作ったストーブ等ををご紹介したいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

クッキングストーブ検証 料理編

森の鍛冶屋 クッキングストーブ徹底検証
                     オーブン・料理編

DSCN0011.jpg



森の鍛冶屋のクッキングストーブのオーブンは火室の下部にあります。

 上記について[本当にオーブンが火室の下にあって、パンや肉が焼けるの?]
 発売開始以来、このようなご質問を時々頂いております。
 ではなぜ、森の鍛冶屋のクッキングストーブはあえてこの
 常識破りともいえる構造にしたか、そこには理由がちゃんとあります。
 
オーブンを下部においた場合

・低温から高温まで温度設定がダンパー調整で
  比較的簡単に行える。

 (オーブンを上部にした場合、低温域の維持が が難しいと思われ
  その結果パンなどが焼きにくくなると想定された)

 (横に置いた場合、火室との距離あいで、温度管理、
  焼き加減が難しいと、想定された)


・火室が上部にある場合、輻射熱を上から受けることが出来る。
 その結果 、パン、やピザ、肉料理、など表面にきれいな焼き色が
 つきます。(オーブン機能としてこれは重要な要素です) など
    
■そこで実際、検証した結果をお知らせします。

・検証場所:森の鍛冶屋 ケンズメタルワーク事務所兼ショウルーム

・検証機種:オリジナルクッキングストーブ

・タイプ:モアラージ WDH 550 530 910mm

・ストーブトップサイズ:720×595mm

・オーブンサイズ:WDH 360 370 235mm


   検証結果


DSCN0199.jpg

ダンパーを全開にし、いっきに炎を立ち上げます。
焚き始めは、ガラス扉を少し、すかす状態にし
多目の空気を送り込みます。

おおよそ1時間 で9mm鋼板のストーブトップが200度を超えました。

ダッチオーブンのお湯はすでにグラグラ状態。(直火当て状態)

ここでダンパーを閉め、排気をオーブンに側に送ります。
(ストーブ全体がある程度温まってからこの動作を行う)

オーブンの温度計はまったく当てにならないことが
判明したため今回はオーブン内温度は分かりません

このため、ストーブトップ温度を参考に入れます。


DSCN0001.jpg


オーブンONから約1時間
( 当てにならない温度計120度、プラス50度ぐらいが本当の温度と思われる)

ウインナーパンを焼きました。
少しオーブン温度が低いような気がしました。
ストーブトップ温度230度

30分経過オーブン上段は焼きあがっています。

しかし下段は輻射熱が遮られている為まだかすかに焼き色がつく程度。


DSCN0008.jpg


焼きあがった上段のパンを出しさらに10分焼きました。下段のパンも焼きあがりました。

オーブン温度が少し低い感じですが、輻射熱により
きれいに焼くことが出来ました。

焼き始めてから20分位したら 、上下を入れ替えると
同時にきれいに焼けると思います。(次回検証)

DSCN0002.jpg


こんな感じに焼きあがりました。

パン表面には、卵の黄身が塗られています。


DSCN0005.jpg


中もふっくらと焼けてます。
歯ざわりが少しもっちりとしていて、とてもおいしいと
デモをかねた、フリマではいつも完売です。

ウィンナーもパキパキしています。


DSCN0004.jpg


子供たちもウィンナーパンが大好物

DSCN0023.jpg

引き続き食パン
ストーブトップ温度 230度
オーブン下段で約50分でこんがり焼けます。

DSCN0027.jpg


表面はパリパリで中ふっくら。
焼き上がりのにおいがとても香ばしいです。

P1010034-1.jpg

中はふっくらです。
少し噛み応えがあり 食事パンみたいな感じ。
(フラッシュの調子が悪く画像が少し暗くてすいません)

DSCN0016.jpg

次にピザを焼きました。
少し温度を上げてストーブトップ250度
オーブン上段で20分
チーズがきれいに流れ、焦げ目も最高のマルゲリータ
の出来上がり。


DSCN0018.jpg


こんな感じです。
我慢できずタバスコかけて、ビールと一緒に食べました。




DSCN0011.jpg


いよいよ肉料理に入ります。
鶏肉 のローストから、
ストーブトップ250度、オーブン上段で40分

少し温度が低い気がしましたが、きれいに焼けました。
焼いている間かすかに聞こえるジュージューという音が食欲を誘います。

しょうゆベースのソースと黒胡椒が焼けるいいにおいがたまりません 。ビールもう一本。



DSCN0014.jpg


薪の遠赤外線効果で、中まできっちり焼けてます。

DSCN0017.jpg

次に鳥1羽丸焼き、
少し温度を上げストーブトップ270度
オーブン上段で50分 。きれいに焼きあがりました。

DSCN0020.jpg

ストーブトップでソーセージとたまねぎのコンソメスープを
作っています。
グラグラ煮立っています。

DSCN0006.jpg

オーブン下のスペースは程よい温度加減で、パン生地の2次醗酵や、凍結された食品の解凍などに使えます。

凍結された牛肉をオーブン下のスペースで解凍しました。。


DSCN0009.jpg


短時間でそして火力を必要とするローストビーフなどはオーブンではなくストーブトップを使用します。 ストーブトップでダッチオーブンを使いローストビーフができました。

ダッチオーブンを熱くし、肉をいれ蓋を閉めます。
ジューといい音がして 、よだれがまたでそうですが、がまん4?5分して蓋を開け、 ひっくり返し反対側を、1分間焦げ目をつけて、できあがり。




DSCN0010.jpg


出来上がりを氷水で冷やし肉を締めた後包丁を入れます。

理想とする出来です。表面はウェルダン
中はレアー最高です。
にんにく生姜しょうゆでいただきます。

グラム128えんオージービーフ 国産高級牛に負けず劣らずです。

DSCN0019.jpg


薪ストーブ愛好家の友人家族にもきて頂き、味を検証していただきました。

なぜかストーブの周りにいると 、みんな
いい笑顔になります。


DSCN0021.jpg



うちの家族、友人家族より、とても美味かったという評価をいただきました。
このクッキングストーブ一台で、ほぼ、どんな料理も可能であろうと、奥様方の評価でした。

この日は少し飲みすぎました。





検証後記

独断と偏見の中、今回は薪ストーブを使っての料理の検証を行ってきましたが、いかがでしたでしょう?

[薪ストーブを選ぶ ]本当に悩みますね。家電製品とは違いますから。

高価だし、使ってみなければ分からない代物、個性は強いし、見た目や、カタログで決めたがいざ
使ってみたら[あれ? ] となるやもしれない。

しかし、相性が合えばまたこれが、愛おしくてしょうがない、それが薪ストーブなのかもしれません。
このあたりは男女の結婚みたいな物でしょうか。

長い先、連れ添うわけですから、あせらず、じっくりと時間をかけ
、いろいろ検討しましょう、失敗がないように。

これからもいろいろな角度から、検証していくつもりです。ご意見その他ございましたら

何なりとお問い合わせ下さい。


PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。